建築探訪:ユートミヤ
[ニュース]
宮城県富谷市にあるU-TOMIYA ユートミヤ(富谷市複合図書館)を見に出かけてきました。
今回特に印象に残ったのは、空間のつくられ方と、さまざまな居場所が用意されていること。
大きなひとつの空間をつくるのではなく、天井の高さや素材、光の入り方、家具の配置などを少しずつ変えることで
それぞれに違った居心地の場所が生まれていました。

開放的な場所もあれば、少し落ち着いて過ごせる場所もある。人が集まる場所もあれば、一人で過ごせる場所もある。

同じ建物の中に、その時の気分や過ごし方に合わせて選べる居場所があることで、空間全体が豊かになっているように感じました。
また、それぞれの場所が単独で存在するのではなく、視線や光、人の動きによって緩やかにつながっているところも印象的でした。

そして特に目を惹かれたのが施工精度の高さです。
素材の納まりやラインの揃え方、異なる素材が切り替わる部分など、細かなところまで丁寧につくられていました。
図面の中で考えられた空間を、実際の建築としてここまできれいに成立させるには、設計だけではなく、現場でつくる方々の技術と積み重ねが欠かせません。
細部まで見ていくほど、その丁寧な仕事に感動しました。

「どんな形をつくるか」だけではなく「そこで人がどう過ごすのか」
そして、それを「どうつくり上げるのか」
改めて、建築を考える上で大切にしたいことを感じる建築探訪となりました。





